環境省は8日、北海道北見市常呂町の海岸で回収されたオオハクチョウの死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が検出されたと発表した。道内での感染確認は今季2例目。道によると死骸は2日に見つかり、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たため北海道大で確定検査をしていた。道は発見場所から半径10キロ以内の農場4カ所の監視を強化する。さらに8日夕方には2~3キロ離れたところで別のオオハクチョウの死骸が見つかり、オホーツク総合振興局が簡易検査をしてA型鳥インフルエンザの陽性反応が出た。道によると、今のところ周辺を含め道内の家禽(かきん)の飼育農場には異変がないという。
オオハクチョウがいる湖岸への立ち入りが規制された濤沸湖(とうふつこ)